今年も元気な桜島。連日のドカ灰から店舗や工場の排気設備を守り、夏の熱中症や故障リスクを防ぐための「灰に強い設計・加工」の裏側をプロが解説します。
本日より7月がスタートしました!いよいよ本格的な夏本番ですね。
今年も桜島の活動が活発で、鹿児島県内には毎日のように灰が降っていますね。
先月、鹿児島市方面は連日のドカ灰に見舞われ、「灰が降って、車や洗濯物が大変……」という声を本当によく耳にしました。
実は、私たちものづくりの現場や飲食店の厨房にとっても、火山灰は非常に厄介な天敵です。先月公開した「厨房ダクト工事の注意点」の記事には、地元のオーナー様から大変多くの反響とお問い合わせをいただきました。
そこで今回はさらに踏み込んで、地元の環境を知り尽くした岩本工業が実践している「火山灰の侵入を防ぎ、故障を起こさないための特殊なダクト設計・加工」について、プロの視点から詳しく解説します!
1. なぜ「火山灰」は換気・排気設備に危険なのか?
火山灰の正体は、非常に細かく硬い「ガラスの破片」や「鉱物」の粒です。これが厨房の排気ファンや工場の換気設備に入り込むと、以下のような深刻なトラブルを引き起こします。
- 排気能力の低下と室内温度の上昇
フィルターやファンに灰が詰まると風量が著しく落ちます。真夏の厨房や工場内に熱気がこもり、スタッフの熱中症リスクが急増します。 - モーターの異常摩耗・故障
硬い灰の粒子がファンの回転軸に入り込むと、異音(キーキー、ゴーゴーという音)が発生し、最悪の場合はモーターが焼き付いて完全に停止してしまいます。 - 雨と混ざることによる「金属のサビ」
火山灰には硫黄成分が含まれており、水分と混ざると弱い酸性を示します。これが屋外のダクトに付着し続けると、サビ(腐食)を急激に進行させます。
2. 岩本工業が実践する「灰とサビに強い」3つの設計・加工ノウハウ
既製品のフードやダクトをそのまま取り付けただけでは、鹿児島のドカ灰を防ぎきることはできません。岩本工業では、自社工場での精密板金・製缶技術を活かし、鹿児島特有の環境に耐える「オーダーメイドの施工」を行っています。
① 灰を溜めない「絶妙な傾斜(勾配)」の計算
屋外に設置するダクトの上面やウェザーカバー(換気口のフード)にあえて計算された傾斜をつけます。これにより、灰が上面に積もりにくくなり、風や雨によって自然に滑り落ちる構造を実現します。
② 火山灰の酸性に負けない「ステンレス(SUS304)」の選定
サビを誘発する火山灰や塩害に対抗するため、屋外設備には高耐食性のステンレスを贅沢に使用。さらに、必要に応じて耐候性の高い特殊塗装を組み合わせ、長寿命な設備へと仕上げます。
③ 灰の侵入を徹底シャットアウトする「精密溶接」
わずかな隙間からでも灰は内部へ侵入します。岩本工業の熟練職人は、接合部を寸分の狂いもなく完全に密着させる「隙間のない精密溶接」を徹底。内部のファンや機械を灰の手から守ります。
3. 「あれ?おかしいな」と思ったら。夏本番前のチェックリスト
本格的な盛夏や繁忙期を迎える前に、一度店舗や工場の排気口を外から見上げてみてください。以下のサインが出ている場合は、ダクト内部やファンが限界を迎えている可能性があります。
- 換気扇から「いつもと違う異音」がしている
- 以前に比べて、厨房や工場内に熱気がこもりやすくなった
- 屋外の排気フードのまわりに黒い油と灰が混ざったドロドロの汚れがついている
- 外のダクトや固定金物に赤サビが見える
4. 鹿児島のインフラと店舗の安全を、確かな技術で支えます
桜島の灰は厄介ですが、裏を返せば、「鹿児島の過酷な環境に耐えられる製品は、全国どこへ行っても通用する高い耐久性を持っている」ということです。
岩本工業は、この活気あふれる鹿児島と共に歩み、どんなに灰が降ろうとも、妥協のない「確かな職人品質」で店舗や工場の安全を守り続けます。
「排気設備を一度点検してほしい」「火山灰に強い特注のカバーを製作してほしい」など、どんな小さなご相談でも構いません。地元の環境を知り尽くした岩本工業へ、まずはお気軽にお問い合わせください!
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